僕が上場企業を辞めた理由 ⑥ 〜野菜の力〜

最終更新: 2019年6月13日


休職中に取り掛かったことは、

まずは体調を戻し、元気になることでした。


体調を壊すと健康の有り難みというものを痛感します。

当たり前のことが当たり前にできることの素晴らしさを感じます。


当たり前のようにできていたことができなくなっていく。

不自由さ、情けなさ、不甲斐なさは、惨めなものです。


膝の裏に炎症があれば、歩く度に痛みが走り、

脇の下に炎症があれば、食べ物を口に運ぶ度に痛みが走り。

ベッドに入っても痒みが治まらず、なかなか寝付けなかったり。


「痛いから歩きたくない。。。食べても美味しく感じられない。。。」

「ベッドに入ったら意味不明の痒みが襲ってくる。。。」


掻いてしまえば、搔き壊し炎症になり後で辛い想いをする。

わかっているにも関わらず、痒みを我慢できずに掻いてしまい、

罪悪感に苛まされたり。


「今、掻いてしまったら、あとで後悔する。掻き始めたら出血する。だから掻きたくない。

分かっているけれど、この痒みは我慢ができない。手が動き始めるのを止められない。指が掻き始めるのを止められない。どうしてこんなに痒みは僕を襲ってくるのだろう。この痒みはどこからやってくるのだろう。お願いだから、納まっておくれ。」


歩けること、食べれること、寝れること。

当たり前の日常生活ができなくなる不自由さ。


行動は消極的になり、気持ちは落ち込み、

ネガティブなエネルギーが体内を充満し始めます。


「元気だった時には、どこにでも気軽に普通に歩いて行けたのに。。。。」

「好きなものを好きなだけ食べれたのに。。。。」

「できない今の自分はなんなのだろう。。。。」


悲劇のヒーローよろしく、惨めな思いが身を包んでいきます。


悲劇のヒーロー


「なんで僕がこんな目に遭うのだろう」

「自分が健康であったならば。。。。」


まるで自分が世の中で最も不幸な人間のように自分で自分を取り扱い、

抑えようのないネガティブで自己否定的な考えが頭の中をぐるぐる巡ります。


身体のバランスが崩れ、心のバランスが崩れ。

文字通り心身のバランスが崩れていく。


冷静に客観的に考えれば、僕より辛い状況の人や

もっと不運に見舞われている方はたくさんいらっしゃることと思います。


そのように比較すること自体、大変失礼でおこがましいことと思いますが、

辛い状況にも関わらず前向きに生きていらっしゃる方々には

頭が下がりますし、勇気付けられるのも確かです。


どんなに辛くても「死んではいない」。

逆に言えば「生きている」ことは確かでした。


もしも腕を切り落とさなければならなかったとしたら。

もしも痒みが治まらず一生寝ることができなかったとしたら。

より惨めな状況を想像すると心がゾッとします。


辛い状況の中にも肯定的な部分を見つけることで、

自分の足がかりを探し立ち直る力を得ていくことができたのは、

なんとも幸運なことだったと思います。


そして、今こうしてブログを書くことができていることは、

なんと素晴らしいことなのだろうと思うのです。


食べられる。

人に会って話ができる。

歩ける。


自分の意思で自分の体を使って行動ができる。


素晴らしい。

そのように動けることが純粋に嬉しい。


体を壊すまでは気付かなかったことですが、

それはそれは有り難いことなのだと感じます。


こうして生きていることに感謝せずにはいられません。



食べられる 〜感謝〜


悲劇自慢(笑)に話が逸れてしまいましたが、

20代で経験した挫折を踏まえ、

元気になるためには何をしたら良いのか考えました。


無駄に歳を重ねていた訳ではないようで

いくつかのことに気づきました。


そのような辛い状況の原因は、日々のライフスタイルにあるのではないか。

日々の選択の積み重ねがそのような状況を作り上げているのではないか。

人任せ、医者任せにしていてはいつまでも状況は良くならないのではないか。


ライフスタイルを見直し生活の断捨離が必要があると感じました。

自分のことは自分でケアする必要があると感じました。

そして、自分を否定せず自分に優しく接する、

セルフコンパッションが必要であると感じました。


ライフスタイルの中で欠かせないもの、まずは「食事」を見直しました。


仕事をしていた時には、激務の中僕の食事は外食が中心になっており、

コンビニの弁当やサンドイッチ、

自分の好きなハンバーグやパスタなどで済ませて

食生活は乱れに乱れておりました。



オフィスでサンドイッチ


時には、オフィスでエクセルのデータ入力をしながら

サンドイッチを頬張っていました。


その時のサンドイッチの味など覚えておりません。

自分が何を食べたかもよく覚えていない時もありました。


全くマインドフルではありませんでした、笑。


このような食生活が身体に良いわけがありません。


インターネットで調べてみると、

野菜が体に良いこと、甘いものや肉の食べ過ぎはあまり良くないことが、

なんとなく分かりました。


自己流で食事の内容を見直し、肉、魚を1ヶ月断ち、

野菜中心にして、ご飯の量を減らしました。


今思えば、極端に偏ったダイエットではありましたが、

58キロほどあった体重はみるみるうちに

2ヶ月ほどで15キロ落ち一時期43キロになりました。

体脂肪率は8%にまで低下しました。


体脂肪率8%と言えば、アスリート並みのように聞こえるかもしれませんが、

脂肪と共に筋肉も落ち、ただ骨に皮がくっついているような感じで、

健康的な痩せ方ではありませんでした。


それでも炎症は治まっていき、肌の状態は段々と良くなっていきました。

自分の体の変化を目の当たりにして、「人間の身体はすごい!」と思いました。


僕の場合、痒みの原因、炎症の原因は、

糖質の摂りすぎと外食などの悪い油にあったと考えられます。


症状の改善が図られたのは、たんぱく質を減らした分、消化の負担が減り

解毒、炎症修復の代謝にエネルギーを回すことができた結果と考えられます。


また、食事量を減らしたことで体温が上昇し、

代謝酵素が活発になったことも作用したと考えられます。


「身体って面白いなあ。食生活って大事なんだなあ。野菜ってすごい!」


と思いました。


このような変化を目の当たりにすると、

今まで興味のなかった野菜に興味が湧いてきます。


野菜に感謝しながら、野菜のことを学んでみたくなり、

インターネットで調べてみると

「野菜ソムリエ」という資格があることを知りました。


ソムリエと言えば、「ワインでしょ」と思っていたので、

野菜にもソムリエさんがいることを知り驚きました。


サラリーマンの僕が野菜ソムリエ??


全くイメージが湧きませんでしたが、

迷わず野菜ソムリエになることを決意しました。


野菜ソムリエ


ワインソムリエがワインの種類毎に味を比べるように

野菜ソムリエは種類毎の大根やバナナの味を比べたり、

野菜の種類、旬、氏や育ち、選び方、調理の仕方、

抗酸化物質で自らを守ること、含まれるビタミン、ミネラル、

交配、F1、遺伝子組み換えのことなどを学びます。


今まで知らなかった野菜の世界。

知れば知るほど楽しくなり、

野菜が自分の身体に良い影響を与えてくれたことに改めて感謝しました。


野菜に含まれる酵素を活性化するために、

50度のお湯で野菜を洗うのがいいとか、

塩麹が美味しくて麹に含ままれる酵素が食べ物を分解して

消化を助けてくれて健康的だということも知りました。


それ以来、僕の手料理は旬の野菜サラダと蒸し野菜が中心になっていきます。


アボカド、キャベツ、トマト、ブロッコリーは定番です。

味付けはほとんど塩麹。

毎日食べても全然飽きが来ません。


たんぱく質は、青魚と抗生物質不使用の肉をいただきます。

ココナッツオイルとギー、オリーブオイルで良質な脂質を摂ります。


朝ごはんはバナナと納豆を混ぜ合わせたものにカカオニブをふりかけます。

もしくは高野豆腐、キクラゲ、椎茸、のりの味噌汁をいただきます。

おやつにはサツマイモです。


自分の身体の変化を目の当たりにして、

健康の大切さを痛感すると共に身体の持っている力に興味が湧いてきました。


「自然治癒力」はいかにもたらされるのか。

僕の関心は野菜から人の持つ力に移っていきます。


僕が上場企業を辞めた理由⑦ 〜栄養と心〜 へ続く




Kokoronohatake by Mindfulness Project

©️2018 All Copyrights are reserved by Kokoronohatake MindfulnessProject